白い舞台の上で

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僕はLarry、茶色のタビー猫。この階段は、今日の僕の冒険の舞台。白い壁に囲まれたこの場所は、僕にとって特別な意味を持っている。日差しが差し込み、心地よい温もりが階段を伝って、僕の小さな体を包み込む。

目の前には、毎日通る場所がある。大きな窓から外を眺めると、時折、青い空にふわふわとした雲が流れているのが見える。そこにいる小鳥たちが、楽しそうにさえずっている音が聞こえる。僕はいつも彼らに思いを馳せる。「あの空を飛びたいな」と、一瞬、夢想に浸る。

しかし、今日は特別な日だった。階段を上った先には、僕のお気に入りの場所がある。そこは、柔らかいクッションが置かれた窓辺。そこに座れば、僕はちょうど小鳥たちの目線と同じ高さになる。ふと、僕は思った。彼らも僕を見ているのかもしれない。もしかしたら、僕たちは友達になれるかもしれないと。

心の中で小さな希望が膨らむ。階段を一段ずつ上がり、クッションに体を預けると、思わず目を細めた。外の世界は広いけれど、僕にはこの階段があり、クッションがある。心地よい日差しとともに、夢の中で小鳥と遊ぶ自分を思い描く。

この階段の日々は、僕にとって特別な宝物。小さな冒険が、心に大きな幸せを運んでくれる。猫の僕にとって、この白い階段は、夢の入り口なのだ。

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